静岡のお茶に見られる特徴を解説

お茶所といえばやはり静岡が有名です。茶葉生産量が全国1位の産地なのです。全国に出回っているものの40パーセント以上はこの静岡で作られているのです。他にも京都の宇治茶や埼玉県の狭山茶・福岡県の八女茶・鹿児島県知覧茶など日本全国に産地があります。そんな中で、日本一の産地の茶はどういった環境で作られるのでしょうか。他のお茶との違いはあるのでしょうか。その特徴を見ていくようにしましょう。今やわざわざ現地に行かなくてもインターネット通販で自宅にいながらにしてさまざまな商品が取寄せられるようになりました。せっかくなら日本全国の味をお取り寄せしてその違いを確かめてみるのもおすすめです。日本茶の奥深さを知ることができ、もっと好きになるのではないでしょうか。

生産量が日本一になった理由とは

静岡は温暖な気候が特徴の地域です。元々、お茶は亜熱帯性植物のため寒さに強くありません。真冬でも雪が降ることが少ないため栽培に適した地だったのです。牧の原台地・富士山ろく・安倍川・大井川などそれぞれに、それぞれの地域に合った茶葉を育てているため、同じ県内でも品質の幅は大きいのが特徴です。山間地においては高品質の茶を、牧の原周辺では味が濃く苦味・渋味の少ない茶を作ることをめざして製法が開発されました。1244年に聖一国師が宋から種子を持ち帰ったのが始まりとされ、明治維新頃にはすでに日本一となり、それから現在の姿へと発展していったのです。その特徴を語る上で欠かせないのが深蒸し茶であること・やぶきた茶の存在です。これら二つの特徴についてみていくようにしましょう。

深蒸し茶・やぶきた茶というのは何か

静岡のお茶、そのほとんどは深蒸し茶です。じっくりと長く蒸しの工程を取るのです。浅蒸し・普通蒸しに比べ形もつぶれて粉っぽくなって下級茶のように見えてしまうでしょうが、これが旨味とコクの素となるのです。日本茶の代名詞的存在であるやぶきた茶が発見されたのも明治末期のこの地域。やぶを切り開いた茶園の北側の茶樹から選抜されたことでこの名がつけられました。栽培のしやすさはもちろん、煎茶としての品質が極めて優れていること・収穫時期が早いこと、などから、農家・流通関係者と消費者両方に強く支持され爆発的に普及したのです。今や日本茶のおよそ80パーセントも占める品種です。深みのある色彩・旨味と渋味のバランスの良さ・爽快な香りなどが特徴で、今や東北地方から沖縄にかけて全国で栽培されています。